大橋家 日通との戦い
私達の父、大橋均は日通に追い詰められ、自らの命を絶ちました。これは父の名誉を晴らすため、倫理道徳の欠如した日通の実態を明るみにし、次の犠牲者を出さないよう始めた、私達と日通との戦いを綴った日記です。
ハラスメントを行った管理職への処分
長男です。

2週間前に私の会社であった出来事について書きたいと思います。

3週間前に私の部下から他の部署の社員がいじめをしていると報告を受けました。私はすぐに正式調査を始めるために、報告事項を書面化し、人事に調査依頼を出しました。

このブログでも何度か書きましたが、アメリカではハラスメントは大きな労働問題で、社員が「会社が秩序のある労働環境を作れていない」という事で訴訟を起こすとすぐに負けてしまいます。

人事は次の日から法務部と関係者10人ほどから事情調査を行ないました。調査結果、その社員だけがいじめを行なっているのではなく、その部署のマネージャー(日本で言う課長クラス)も加担している事がわかりました。

その社員に対しての処分は「書面による警告処分」だけしたが、マネージャーへの処分は「平社員への降格」「減給」「部署移動」という厳しいものでした。管理職の役目は正しい労働環境を作る事で、そのためにハラスメントについての教育を受けています。その管理職がハラスメントに加担する事は言語道断で、行なったハラスメントの重い・軽いに関わらず、このぐらい厳重処分が下されます。管理職の人間はそれだけ責任が重いのです。

会社は「ハラスメントはこの会社では絶対許さない」、「起こった場合はこのぐらい厳しい処分をする」のだと社員全員に示しつけたのです。アメリカにいると日本の良さが逆によくわかるものですが、労働法に遵守した職場環境作りについては、日本はアメリカに比べてかなり遅れています。日本も名ばかりのコンプライアンスだけでなく、管理職のハラスメントへの教育と労働法の遵守を徹底される環境を作っていかねばなりません。

私達の戦いがそれに少しでも加担できる事を祈って、戦いを続けていきたいと思います。
点から線に〜結束力をつける〜
長男です。

先日母から私達と同じように日通の労働環境を良くする為に戦っておられる方と知り合いになれたと連絡がありました。その方はテレビ大阪で特集を組んでいただいた番組を見られ、インターネットでこのブログを見つけ、私達の事を知ったそうです。

本人のプライバシーのために、内容は詳しくはかけませんが、この方は現役社員ながら会社に真っ向から戦いを勇敢に挑み、結果、会社に対して更正処置取らせる偉業を成しえました。自分のリスクを省みず、他の社員のために、労働環境を改善するために行動を取られたのです。

いままでは各個人が、仙台で、大阪で、兵庫で、神戸で日通と戦っていましたが、私達がいままで行ってきた日通遺族展示会、ブログ運営、株主総会での訴えなどのいろんな活動で知り合いになれ、今まさに点が線となる戦いができるようになってきました。

私はこのブログ活動を通してたくさんの人に訴え続け、薬害肝炎訴訟団のように、一人の力だけではなく、たくさんの人の力が合わさって世論を動かせるような形ができれば良いと思い続けてきましたが、やっとこの思いが実りそうです。

この熱い心を持った方達が原動力となり、積極的に情報交換をし、どのように力を合わせて戦えば効果的なのか戦略まで立てられるまでになりました。

まだつながった線は細いし短いですが、これから時間をかけて太く長く芯のある線にしていきたいと思います。
ハラスメント防止のための教育プログラム
長男です。

タイムリーな内容なので日記に書きます。

昨日会社から社員全員にハラスメント防止教育プログラムを受講するよう指示が出ました。管理職の人間はさらに追加で管理職専用ハラスメント防止教育プログラムの講習があります。以前の日記で2年ほど前にも同様なプログラムの講習を受けたと書きましたが、どうやら定期的に受講し、新しく、正しい知識を習得しないといけないようです。以前までは管理職の人間だけでしたが、今年からは社員全員が受講する必要があります。

私はこの会社で働き始めて7年目になりますが、会社でハラスメントの報告や問題があった事例を聞いた事がありません。このような教育プログラムでもわかると思いますが、アメリカは労働法のコンプライアンスについてはすごく厳しく、一度会社が社員から訴えられるとほぼ確実に敗訴するぐらい労働者の人権が守られています。会社もこのようなプログラムを継続的に社員に実施する事により、正しい知識を社員・管理者につけ、会社の労働環境を守ろうとしていく姿勢を示しています。

日通はコンプライアンス、コンプライアンスとしょっちゅう口に出していますが、結局結果が出ていません。そればかりか父のように自殺をするぐらい追い込まれる社員がたくさんいます。日本もアメリカみたいに労働者の人権が厳しく守られる日がくる事を切実に祈ります。

次回はプログラムを受講した後、このハラスメントプログラムの内容について少し触れたいと思います。


大橋家裁判 第五回争点整理手続
長男です。

今週の木曜日はいよいよ私たちの第5回争点整理手続きがあります。

現在争点整理をしている一つで、日通が主張している点に「父のうつ病罹患はC型肝炎の治療の副作用によるもので、自殺に関しても会社は一切責任がない」があります。今回はこの主張に医学的裏づけがあるのか、C型肝炎治療の専門医師であり、父がC型肝炎の治療を受けていた先生に書いてもらった意見書を提出する事になっています。

意見書の内容は争点整理手続きの後にこのブログで公開したいと思いますが、この意見書はこの裁判の流れを変える大きな参考資料となるような気がします。

気持ちの準備は出来ています。私は出席できませんが、この日が待ち遠しいです。


就職活動サイトで見つけた日本通運の会社概要
長男です。

「総合物流1位、世界最大級。国際複合輸送で実績。運送一括受託でも首位級。先発の中国重点」だそうです。

企業のファイナンシャル情報を提供している他サイトとこの就職活動サイトに掲載してあった日本通運の会社概要の内容に不一致する点がないくつかありました。これから夢を持って就職していくこれからの日本を担っていく若者達には真実を知る義務があります。

私はこういうサイトでは見れない日通の実態をできるだけ情報提供できるようこれからも活動していきたいと思っています。私達の情報を見て、それをどう判断するかは本人次第です。本人取って正しい判断は情報がなければできません。

どの会社もその会社の本質や実態は入社して3ヶ月も働ければわかりますが、このような就職活動サイトで交換されている情報は「面接官が緊張をほぐしてくれた」「企業理念が自分の探している物をマッチした」とか、人生で大きな決断をするための情報として不十分で、会社の上っ面だけ内容の薄い情報です。

私はこれからの日本を担っていく人達のためにも真実を伝える活動をこれからも続けていきたいと思います。

日本通運 会社概要