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大橋家 日通との戦い
父は日通に追い詰められ、自らの命を絶ちました。これは父の名誉を晴らすため、日通の実態を明るみにし、次の犠牲者を出さないよう始めた、私達と日通との戦いを綴った日記です。10年2月15日に安全配慮義務違反を認定され、父の名誉を晴らす事ができました。これからは、労働問題で苦しんでいる人達と、今も日通と戦っている人達への支援を趣旨とし、運営をしていきたいと思います。
日通 神戸うつ自殺安全配慮義務違反裁判 第2回控訴審 の報告
 9月2日(木)午後1時15分から、第2回目の控訴審が大阪高裁81号法廷で開かれました。

 先ず裁判長から、陪席裁判官の交代の報告があり、書面の確認のあと「出尽くしましたかね?あとは判断するだけ、弁論終結します。」と宣告があり、次回は11月4日(木)午後1時10分に大阪高裁81号法廷で判決言い渡しとなりました。

 閉廷後、弁護士から次のような説明がありました。

 「日通には、最低限の(安全配慮の)義務がある。最高裁判例を踏まえて、最新の医学知見の学会文献から過去に言ってることをもう一度整理して敷衍した。和解勧告はなかった。仕事(業務)が合わなかった(現場の仕事から事務管理職に栄転異動した)のが原因で発症、休職後(異動後の)同じ職場に復職し、当然、再発。外部的要因を取り除かなかったのが悪い。〈それに対し、会社は、「そうとは限らない、本人の性格や家庭事情が原因と考えられる」と主張。〉精神学会では『注意深く観察し、適宜仕事の仕方を配慮しなければならない。』としているが、会社は、本人に仕事を与えず、疎外状態に置いた。何の配慮もなく極めて過酷な状況に追いやった。事実関係(問題・争点)は復職過程に絞られる。地裁判決は『健康を阻害してはいけないが、(病人を)面倒見る(積極的に配慮する)までの義務はない。』との不当な判決で、それに対し、学術論文で『日本人男性は、過労に続き、異動がうつ発症の原因になっている』とある。(うつ病を発症した職場ではなく)別の職場に行くと治ることが多い、本人も(ずっと元気に働いていた)現場仕事(異動前の職場)へ戻せば治ったと思う。」

 地裁判決が酷い内容だったので、ぜひとも高裁で跳ね返したいものです。

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日通 神戸うつ自殺安全配慮義務違反裁判 第1回控訴審の報告
 5月27日(木)午前10時から、第1回目の控訴審が大阪高裁81号法廷で開かれました。

 神戸地裁で和解の動きがありましたが、日通が非を認めないため決裂して判決言い渡しとなり、不当にも訴えが認められず敗訴したため控訴して今回の弁論となりました。

 裁判長から、双方書面の確認の後、昨日になってやっと日通側から答弁書が提出されたので、今後反論の主張がある控訴側(Kさんの遺族)弁護士に「控訴理由書の44頁~第7項1~6が、安全配慮義務違反の具体的中味と言うことでいいですか?〈7月15日にうつ病診断~休みを取る、取らせないの経緯~異動の内示~7月1日に異動~10月復職〉の流れですが、復職させるについての安全配慮義務、復職させた後の安全配慮義務、診断されたあと直ちに発生する安全配慮義務とは何か?病気になれば配慮は当然ですが、自殺を防がなかったことに安全配慮義務があったのか?因果関係を念頭に置いた主張をしてほしい」との要請があり、書面提出期限を控訴人側は主張を7月20日まで、被控訴人(日通)はその反論を8月27日まで、次回弁論期日を9月2日(木)午後1時15分に大阪高裁81号法廷で開く、と決められました。

 次回で結審になる可能性があるので、ぜひ、多くの方々の支援の傍聴をお願いします。

神戸うつ自殺安全配慮義務違反裁判 判決の結果
判決の結果が出ました。

敗訴だそうです。神戸地裁は原告の訴えを退けたそうです。

詳しい情報はまだ聞いていませんが、原告側が日通に安全配慮義務違反があったと裏付けるすべての理由は、認められなかったと聞いています。

もちろん原告の方は高裁に控訴する事に決めました。

争点は
1 事実経過
2 業務と自殺との因果関係
3 自殺の予見可能性
4 安全配慮義務違反
5 損害額
だそうです。

日通側に安全配慮義務違反がなかった事と判断した裁判所の理由は下記の通りです。

安全配慮義務は労働者の心身の健康を損なわないことに主眼があり、健康を損なって休職した労働者に円滑な復職を果たさせる為の積極的措置を講じることまで義務づけるものではない。


原告は「今後は、過労死弁護団で協議しながら、反論を作っていくつもりです。たくさんの弁護士の智恵を集めて、現代のかかえた問題点を日通に提示していけることに、少し誇りを感じています」とおっしゃっていました。

とても残念な結果です。

今回の判決で裁判所が原告の訴えを退けたとしても、日通はまったく落ち度がなく、社員のケアを完全にできていたという事ではありません。「火のないところに煙は立たない」。何か、日通に問題があるから、こういう訴訟が起きたのです。

どうか、裁判の結果だけに捉われず、問題の本質がなんなのか見極め、今何をすべきかを見失わないで、改善していってほしいと思います。
神戸うつ自殺安全配慮義務違反裁判 結審
 9月11日(金)午前10時過ぎから神戸地裁203号法廷で弁論が開かれました。

 双方の最終準備書面が確認されたあと弁論終結(結審)が宣告されましたが、裁判長から和解勧告がありラウンド部屋での和解協議に移りました。

 傍聴ができないので、協議が終わるまで待ち、しばらくして終わり、弁護士から報告と解説がありました。

 「うつ病発症して休職し復職してからまた増発した。復職のときに安全配慮義務がある。日通は積極的な行為を何もしていない。明石航空では現場でバリバリ能力発揮していた。責任感がありまじめ。それがラインの課長になり抽象的な業務で成果を出さなあかんとプレッシャーになった。業務と地位とに関連がある。上司はそのことを知っていたが、ラインを外しほとんど仕事を与えていない。焦って部下などから情報を得ようと努力していたが、とうとう「誰も相手にしてくれない」と姉にメールして自殺した。通常の労働者よりもうつ病などの脆弱な労働者に特別な配慮をしなければならないという判例がある。」「日通は、『本社にあげて和解で解決したい。謝罪しないが解決金か見舞金で。生前の人柄と貢献を鑑みて』と言った。」

 次回の和解協議は9月30日で、決裂すれば判決の日時が通告されます。

神戸うつ自殺安全配慮義務違反裁判 証人尋問(1日目)
 5月29日(金)午後1時30分から神戸地裁203号法廷で、約30名の支援傍聴者が見守る中、会社側2名の証人尋問が行われました。

 最初に、T次長が証人に立ち、「7月22日に三宮で本人と会ってうつ病の診断書を見せられたが、本人が持ち帰った」「7月22日~8月末までの安静加療の診断だったが、たいした仕事じゃなく本人希望なので出社してもらった」「8月6日に自宅に行き、うつ病で休むとなったが、診断書は翌日に総務に提出した」「管理職なので自由に出退勤を自己管理したらよい、管理職なので残業はない」などでした。

 部下であったI氏は「10月に復職したが、従前の課が二つに分かれる機構改正があり、その1つの課長として所属し、部下は4人」「同じ職場に戻ることが良くないとは思わなかった」「会議は話を聴くだけで、何かをするわけではない」などと言っていました。

 事実は、「7月22日は診断書を渡そうとしたのにT次長がとにかく出勤してほしいと言って受け取らなかった」「8月6日に受け取った診断書を当日に総務に提出しなかったのはT次長が提出をためらっていたから」「復職後も出退勤管理され残業もあった」です。

 尋問が終わって弁護士から、「部下が病気になって長期に休むと上司の評価に影響するので保身のために長期の休みを避けようと動いた」「T次長は、終業所見報告書を素人感覚で先に判断し書いている」「現場から管理の仕事に変わり合わなくてうつ病になったのに、病気になった部署に復職させている」「復職後は自己管理しろと仕事の指示がなく、ほされて仕事がないのにずっと座っていた苦痛を放置している」「落ちこぼれたという疎外感がないようにする配慮がなかった」と言うような解説がありました。

 その後、6月5日に、保険指導員と原告である妻の証人尋問がされました。
そしていよいよ結審が、9月11日(金)午前10時に、神戸地裁203号法廷で開かれます。

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