大橋家 日通との戦い
私達の父、大橋均は日通に追い詰められ、自らの命を絶ちました。これは父の名誉を晴らすため、倫理道徳の欠如した日通の実態を明るみにし、次の犠牲者を出さないよう始めた、私達と日通との戦いを綴った日記です。
日通 代表取締役 川合社長への手紙
日本通運株式会社
代表取締役 川合正矩 様

謹呈

 突然のお手紙で大変失礼致します。

 私は、御社の日通旅行大阪支店に平成18年11月まで勤務しておりました大橋均
の妻です。

 去る6月20日、社長様宛てに“お願い”の文書をさし上げました。しかし、私に
とっては非常に残念で悔しいことですが、社長様が私との面談を断るというものでし
た。それも社長様よりでなく、代理人弁護士様からのものでした。

 ご存知かどうかわかりませんが、私の夫は、昨年11月5日に自ら命を絶ちました。
月日が経つのは早いもので、それから7ヶ月が過ぎています。

 夫は、貴社に19歳で入社以来、37年7ヶ月にわたって誠実に会社のために勤め
てまいりました。時には、家族のことも犠牲にしながら身を削って尽くしてまいりま
した。

 社長様は、私の夫のこと、夫が自ら命を絶ったことをご存知でいらっしゃいますで
しょうか。また、私や子供たちが、夫に対し御社のとってきた過去の態度や、夫が命
を絶った直接のキッカケとなったささいなミスへの上司の厳しい叱責の事実に憤り
をいだいている事をご存知でしょうか。

 もし、ご存知でなかったなら、速やかに詳しい調査をされ、御社として再発防止に
取り組んでいただきたいと思っているところです。

 少し経過を述べさせて頂きます。

 夫は、C型肝炎を患いながらも、多忙な業務に責任を感じ通院治療を続けながら仕
事に責任を持って努めてまいりました。遠方への単身での転勤・出向で思い切った長
期治療も踏み切れませんでした。

 勤続35年目の平成16年、C 型肝炎の治療を受けている医師から、治療の最後の
機会ですといわれました、私もぜひ入院治療をして欲しいと夫に頼みました。その事
を夫が上司にお願いしたところ、「なんでこの時期に休むのか」と問い詰められまし
た。退院後の自宅静養時に、夫は会社に迷惑をかけたので早期復帰に向けて会社にで
向きました。その折、職場復帰後「半年の通院治療をするなら、身を引いたらどうや」
と厳しい言葉で退職勧奨を受けたと、私は夫から聞かされました。こうした時期、夫
は精神的にも追いつめられたようでうつ病と医師から診断されました。

 御社として、病気を持ちながらの社員である私の夫への様々な配慮、法的には「安
全配慮義務」というそうですが、その事を果たされたのでしょうか。私と家族は、御
社が「安全配慮義務」を怠っていたのだと考えています。

 また、私の夫が命を絶った日、私は一人で呆然と放心状態でした。それでも、警察
の方から「ご主人のことは会社も関係があるから、電話をしておいたほうがいい。」
と言われましたので、私は電話をしました。この日、会社の島田課長さんらが自宅に
来られました。その場で、お悔やみを言うこともなく、ミスの「基本的な責任はご主
人にある」との発言をされました。夫が命を絶ったことで、退職となりほっとした様
子で、その責任は主人自身にあると強調したかったのかと、後から振り返って思いま
した。同行の中角さんは、退職の話までされました。翌日には、島田課長さんから電
話があり、退職手続きの書類を持参したいと、私にしつこく求められました。

 夫の葬儀の段取りも決まっておらず、アメリカにいる2人の息子の帰国日も決まっ
ていない中で、私が動転していたにもかかわらず、何の配慮もありませんでした。
その上司の方は、仕事上の退職手続きの事務処理かもしれませんが、私にとっては
夫の死に呆然とし、夫を支えられなかった自責にもさいなまれていた時だったのです。
こういった私や家族への配慮をしない夫の上司らの態度に、御社の社員を人としてみ
ない体質を垣間見ました。

 社長様はどうお考えでしょうか。

 さる5月29日から6月4日まで展示会「私の中で今、生きているあなた」が大阪
で開催されました。過労や職場の心労からうつ病になり自ら命を絶った50人の遺書
や家族の写真を集めた展示会でした。私の夫、大橋均の仕事上でのトラブルや、業務
現場でのプレッシャーなどが書かれた日記、本人の写真も展示されました。この写真
展は、大きく世間に取り上げられ大きな反響を呼びました。

 今回、東京においても6月30日から7月4日まで同様の展示会が行われています。

 社長様にもぜひご覧いただきたいのです。

 社長様の判断・決断で、私たち家族や、日本通運株式会社とその関連会社に働く従
業員に転機が訪れることを願っております。

 お返事をお待ちしています。

平成19年6月29日
大橋錦美

この記事に対するコメント
日通の役職は自分の事しか・・・
こんばんわ。ブログを拝見しましたDNです。日通は社長が会社全体をきちんと把握しようとする
意識が無いからきっとその下の人間が自分達の事を守る為に好き勝手遣るのでしょうか?
会社の為にどんなに一生懸命働いている社員でも、少しでも気に入らないことがあれば・・・すぐに
目の上のたんこぶになってしまうんです。そして日通は認めていませんがパワーハラスメントを始めるんですよね。私の働いていた営業所は係長の新人いじめがすごかったです。言葉の暴力は酷かったです。課長達はそれを聞いていても、係長には注意しません。今大橋さんの件に関して日通はそう言った事を認めようとはしていないようですが・・・我々にできることがあれば協力します。日通のパワーハラスメントで退職した人・現に今心療内科に通院していて休職してる人もいます。私は日通を退職しても今だ日通の社員とも交流があります。皆に連絡して証人になってもらいましょう。頑張ってください。今日インターネットで日通の事を検索していたところ・・・反貧困でつながろうの中に大橋さんの件でこんなブログを見つけました。

2007年07月31日
退職強要で自殺」元社員の遺族が日通を提訴
「退職強要で自殺」 元社員の遺族が日通を提訴
朝日新聞 2007年07月31日00時15分

 日本通運(本社・東京)の男性元社員が自殺したのは、会社に退職を迫られたのが原因だったとして、妻ら遺族3人が30日、同社に逸失利益と慰謝料計4800万円余りの損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。
 肝炎悪化→退職強要→うつ→首つり自殺。病気になった社員はゴミですか?

本当にその通りですよね・・・皆で協力します。裁判でも我々のされてきた事・言葉の暴力等
証言しますから頑張ってください。
【2008/02/14 02:42】 URL | DN #- [ 編集]

ご協力の手を差し伸べて頂きありがとうございます
DNさんのように人のために、そして社会のために手を差し伸べようと思う方は
本当に少数です。 そして私達にはそんな温かい言葉だけでも力が沸いてくるんです。

文章から察すると、元日通社員、または現役日通社員の方だと思いますが、
もし本当にお力を貸して頂けるのなら、本当心からお願い申し上げたいと思います。
法廷で証言が必要な場合は、ぜひお願いさせて下さい。
本当にありがとうございます!
【2008/02/16 13:23】 URL | 大橋 和正 #- [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2008/03/19 10:15】 | # [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hohashi.blog36.fc2.com/tb.php/37-c289254e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)